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美白のはなし ~何を飲めばいいの?それぞれ(トラネキサム酸、L‐システイン、アスコルビン酸)の違いについて~

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美白のはなし ~何を飲めばいいの?それぞれ(トラネキサム酸、L‐システイン、アスコルビン酸)の違いについて~

「トラネキサム酸」、「L-システイン」、「アスコルビン酸」の3つが有効
「肝斑」に対して色素斑が改善したという報告がある

おまけ:メラニンの産生について

製品紹介:一般用医薬品(OTC)として購入できる「トランシーノⅡ」について

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①トラネキサム酸(トランサミン®)について

作用機序

メラノサイトのメラニン生成を直接作用するのではなく 周囲の細胞に働きかけて、周囲の細胞からメラノサイトがメラニンを生成 するパラクライン作用を抑制するのではないかと言われている。

補足

・メラノサイトに対する「細胞毒性」はない

・血栓溶解作用を抑制してしまうので、脳梗塞や心筋梗塞の人は注意必要

※薬局の問診でもこのあたりの疾患はしっかり聞かなくてはいけないと思う

②L-システインとアスコルビン酸(ビタミンC)について

メラニンを作る際の律速酵素チロシナーゼを抑制する。
こちらは直接メラノサイトに作用すると考えられている。

※ハイドロキノンのような美白剤の細胞毒性はない。

あえてネガティブなことを下記に示す。

 L-システイン

大量投与した場合
膵臓β-細胞からのインスリン分泌に影響がある可能性がらしい
通常の用量では問題なく大丈夫。
勝手に大量に飲まないようにする必要あり



たくさん飲めばいいというわけではない。
用法用量を守ることが大切

アスコルビン酸

大量に服用した場合

「シュウ酸塩」が形成されて腎臓結石のリスクがある

※どれくらい?

米国の食品栄養委員では、
上限摂取量19歳以上2000mg/日以下に設定されている

おまけ:メラニンの産生について

メラニンの産生には、「酸化作用」が関係している



だから ・・・



「抗酸化作用」が重要になる 。

そのため、ビタミンCとビタミンEを摂取する意味がある 。
それぞれ単独よりも併用した方が効果が高いという報告がある
ちなみに単独での抗酸化作用 は、ビタミンE>ビタミンC

製品紹介:トランシーノⅡについて

有効成分

上記で説明した3つの成分をすべて含んでいます。

トラネキサム酸 750mg
L-システイン 240mg
アスコルビン酸(ビタミンC)300mg

ピリドキシン塩酸塩(ビタミンB6) 6mg
パントテン酸カルシウム 24mg

用法・効果について

15歳以上の方で1日2回の服用

※15歳未満は服用できない

8週間連続で服用することで効果が認められている

下記は公式サイトからの引用

「評価時期別色素沈着改善度は、2週後、4週後、6週後、8週後での改善率※(やや改善以上)29.5%、62.6%、73.7%、85.2%と推移しました。また、著明改善例及び改善例も2週後から確認でき、8週後まで経時的に上昇しました。」

[商品価格に関しましては、リンクが作成された時点と現時点で情報が変更されている場合がございます。]

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参考資料・文献
トランサミン®添付文書・インタビューフォーム
第一三共ヘルスケアホームページ