いなかの薬剤師

ナトリウム量から食塩量(塩分)への換算と減塩のコツについて

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ナトリウム量から食塩量(塩分)への換算と減塩のコツについて

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①ナトリウム量から食塩量への換算

腎機能低下者では「減塩」について指導することがある

GFR区分G3a~G5期(59~15未満)において
「1日3g以上6g未満を目標にする」

しかし、食品表示でナトリウム量での記載が多いため分かりにくい・・・
「ナトリウム量」=「食塩量」ではないからだ。

※2015年4月1日より食品表示基準が新しくなった。
加工品などで表示されている内容である。

主要5項目というものがある

・エネルギー(熱量)
・たんぱく質
・脂質
・炭水化物
・ナトリウム

上記5項目なのだが、
「ナトリウム」は「食塩相当量」で表示されることになった。
※食塩を添加していない食品に「食塩相当量」を表示すると
分かりにくい。
なので、ナトリウムを添加していないときに
ナトリウム0mg(食塩相当量)という表示も認められている。

※炭水化物
「糖質」と「食物繊維」の2つに分けて表示することでも認められている。
炭水化物とは、「糖質」と「食物繊維」を合わせたものである。

換算式

食塩量(NaCl)(g)=ナトリウム(mg)×2.54÷1000

個人的には、2.54は覚えにくいのでだいたい2.5と覚えている。

補足

「2.54」について

NaClの分子量58.5
Na の分子量23

58.5÷23=2.5434
→2.54となる。 

おまけ:GFR区分(mL/分/1.73m^2)について

G1:正常または高値         ≧90
G2:正常または軽度低下 60~89
G3a:軽度~中等度低下  45~59
G3b:中等度~高度低下  30~44
G4:高度低下                 15~29
G5:末期腎不全               <15

※大学の定期試験を思い出して欲しい。
60点未満は不合格なので
「腎機能も60より下は低下してきている」と
最初に覚えると理解しやすいかもしれません

②減塩のコツ

・調理の際に、減量した食塩と同様に砂糖やみりんも減量する
・味付けに塩ではなく、酢やスパイス、ハーブなど香辛料を使う
・下味として塩味をつけるのではなく表面に塩味をつける
・味噌汁・カップラーメンなどは飲みきらず下の方を残す
・味噌汁の具を増やして水分を減らす
・漬物を減らす(高齢者は、意外と大量に食べている)
・しょうゆ、ソースなどは「かける」のではなく「つける」
・練り物、加工品(ソーセージ)、佃煮などは控える
など

服薬指導の際、「血圧」は確認すると思う。
しかし、「薬を一生飲まないといけないのか」「薬の量を減らせないのか」
など患者は悩みを抱えていることも多い。
その時、食事で「減塩しましょう」という言うのは簡単だが、
どうすれば減塩できるのか具体例を伝えてもいいのではないだろうか

参考資料
やさしい慢性腎臓病の自己管理 改訂3版 別刷 医薬ジャーナル社

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