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骨髄異形成症候群におけるビタミンK2の意味

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骨髄異形成症候群におけるビタミンK2の意味

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①骨髄異形成症候群とは?

骨髄異形成症候群(Myelodysplastic Syndrome:MDS)は,貧血を主体に白血球減少や血小板減少を伴い,それぞれの血球系に多彩な形態や機能異常を示す後天的な造血幹細胞異常による疾患。

→骨髄が正常な血球を作ることができない状態
「骨髄機能不全」と言われている。

※骨髄が赤血球、白血球、血小板を作るところなのを思い出すと理解しやすい

慢性で進行性かつ難治性。
男性に多く,発症年齢のピークは60~70歳代の高齢者疾患だが,
小児も含め各年代にみられ,高率に急性骨髄性白血病を発症する。
原因は分からないことが多い。
分類は沢山あるが今回は割愛する。

※骨髄異形成症候群の人の30%程が急性骨髄白血病へ進行する

②症状

主な症状は、血液細胞の減少からくる・・・
貧血による諸症状,白血球減少と好中球機能不全に伴う易感染症,血小板減少による出血傾向などである。

輸血や別のビタミン療法などもあるが、今回は臨床上個人的に直面した
ビタミンKだけにスポットを当てる。

 ビタミンK2の投与により,低リスク患者の20~56%で血球減少が改善した報告がある。 ここで、ビタミンK2は適応外使用だが、どんな意味があるのかというと・・・

③ビタミンK2の意味は?どんな報告が?

 ・ビタミンK2の投与により,低リスク患者の20~56%で血球減少が改善した報告がある。

・安全性が高い。ビタミンなので高齢の方にも使いやすい

・白血病細胞に対するアポトーシス誘導と芽球に選択的分化誘導することが報告されている

・メナテトレノン(グラケー®) カプセルによる副作用はほとんどない 報告では、投与開始後2~3ヶ月以内に有効性が認められた

・ビタミンD3製剤と併用することで相乗的に効果が増強するというデータがある。可能性がある程度か?調査中  

参考資料
宮澤啓介,他,骨髄異形成症候群の治療Ⅱ,東医大誌61(1):3~10,2003

骨髄異形成症候群への理解: 患者さんのためのハンドブック 第六版
ジョン M.ベネット.MD

Sakai I, Hashimoto S, Yoda M, et al. Novel role of vitamin K2 : A potent inducer of differentiation of various myeloid leukemia cell lines. Biochem Bio­ phys Res Commun 205: 1305 1310, 1994

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