ビタミンB1と病態について~心不全と認知症~ビタメジン®が使われるケースがある
2021/3/10 アルコール, ウェルニッケ脳症, コルサコフ脳症, ビタミンB1, ビタミンB1 心不全, ビタミンB1 認知症, ビタミン剤, 認知症, 適応外使用
①ビタメジン®(ビタミンB1)と心臓(心不全) ビタメジン®が処方されていたら・・・もしかしたら心不全かも・・・? 脚気からくる心不全の可能性があるビタミンB1が不足することで、 以下のようなことが起 ...
体重増加・糖代謝と受容体~セロトニン2C受容体(2HT2C)・ヒスタミン1受容体(H1)・ムスカリンM3受容体の違い~
抗精神病薬の副作用などで、よく問題とされる「体重増加」 それを理解するために今回は3つの受容体を取り上げたい。糖尿病患者に禁忌の薬剤などを理解するのに有用なので非常に大切。また、精神科の患者は、体重が ...
リマプロスト錠5μg(オパルモン®)の特徴と薬局業務的注意について
2021/3/10 オパルモン, リマプロスト, リマプロスト ジェネリック, リマプロスト 一包化, 脊柱管狭窄症, 閉塞性血栓血管炎
色々な注意が必要な薬である。今回はその一部についてまとめる。 おまけ:リマプロスト(ジェネリック)の一包化について ①「効能効果」と「用法」 添付文書上の効能効果 ・閉塞性血栓血管炎に伴う潰瘍、疼痛お ...
リルゾール錠(リルテック®)の食前服用の理由について~特徴と副作用もざっくりと~
リルゾール錠(リルテック®)の飲み方について解説する。リルテック®は食前でないとダメか?という質問を受けたがどうもボリュームがなかったので副作用についてダラダラと載せてしまった。 リルゾール錠(リルテ ...
ミコフェノール酸モフェチル(セルセプト®)の特徴と注意点(副作用・催奇形性)~女性は特に注意!~
2021/3/10 ミコフェノール, ミコフェノール 催奇形性, ミコフェノール 特徴, ミコフェノール酸モフェチル, 催奇形性, 免疫抑制
2019年8月に中外製薬から適正使用情報「催奇形性に関する情報および適正使用のお願い」が出されている。 ①効果・作用機序 血中エステラーゼにより速やかに分解され、活性体であるミコフェノール酸に変わる↓ ...
エスシタロプラム(レクサプロ®)の特徴(アロステリック効果など)~他のSSRIより選択性が高い理由を含めざっくりと~
おまけ:アロステリック部位・効果について ①作用機序 セロトニン再取り込み阻害作用(SSRI) 選択性が他のSSRIよりも高い↓セロトニントランスポーターの主要部分のみならず、 アロステリック部位にも ...
釣藤散と認知症について~釣藤鈎も含めて~
おまけ:釣藤鈎(チョウトウコウ)について ①釣藤散とは? 構成生薬 釣藤鈎(チョウトウコウ)、陳皮(チンピ)、半夏(ハンゲ)、麦門冬(バクモンドウ)、 茯苓(ブクリョウ)、人参(ニンジン)、防風(ボウ ...
ワーファリンと至適範囲内にある期間 (time in therapeutic range;TTR)について~PT‐INRとは?~
①TTR(Time in Therapeutic Range)とは? PT-INRが至適範囲に入っている時間「維持された日数が全体の何%か」を表す指標低くなるにつれて、脳卒中発症率が上がることが分かっ ...
慢性腎不全と二次性(続発性)副甲状腺機能亢進症について
①二次性(続発性)副甲状腺機能亢進症とは? 副甲状腺そのものではなく、「くる病」や「ビタミンD欠乏症」、「慢性腎不全」などが原因で副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、血液中のカルシウム濃度が必要以上に高 ...
スタチン系(アトルバスタチン、シンバスタチン)と高血糖について~気になったのでざっくりとまとめる~
①高血糖を引き起こす機序(まだ分かっていない面が多い) アトルバスタチン 脂肪細胞の糖輸送担体(GLUT4)の発現を抑制 ↓ 糖の取り込み減少する↓高血糖を引き起こす シンバスタチン すい臓細胞のL型 ...