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皮膚科

ODT療法 (閉鎖密封法)とドレニゾン®テープについて

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ODT療法 (閉鎖密封法)とドレニゾン®テープについて触れる。
ODT:Occlusive Dressing Techniqu 

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①ODT療法 (閉鎖密封法)

何かしら皮膚に炎症などがある場合

外用剤で塗布部分をラップ等で覆う

皮膚からの水分蒸発を防ぎ、角質をふやかせる

角層の細胞が水分で潤うと・・・

角層のバリア機能が低下して薬の吸収が増加する

※また、密封することで温かくなり血流が増加することも吸収増加につながっていると言われている。

※どれほど吸収に影響があるかは薬剤や基剤によって変わる

②ドレニゾン®テープについて

①のODTの考えを元に開発された薬剤である。
テープ剤は、気密性を高め薬剤の吸収を促進させる。
その結果、より効果を期待できる。
とくに慢性病変に効果が高いことが分かっている。

用法・用量

「患部を軽く洗浄し,よく乾燥させた後,本剤を台紙に付着したまま適当な大きさに切り取り,台紙を取り除き患部に粘着面をあてて貼付する.本剤は,貼付後 12 時間または 24 時間ごとに貼りかえる.
必要な場合,夜間のみ貼付する.
なお,貼りかえ時にも患部の洗浄および乾燥を行うこと.」

添付文書には、上記のように記載されている。
急性期の場合は、1日2回使うことがあるので知っておくとよい。
病態によって回数を減らしたり、より弱いステロイドに切り替えたりする。
ドレニゾン®テープは、ステロイドの強さとしてストロングに分類される。

効能・効果

添付文書には沢山の病名が書かれている

「湿疹・皮膚炎群(進行性指掌角皮症,ビダール苔癬を含む),結節性痒疹(固定蕁麻疹を含む),乾癬,掌蹠膿疱症,扁平紅色苔癬,アミロイド苔癬,環状肉芽腫,光沢苔癬,慢性円板状エリテマトーデス,フォックス・フォアダイス病,肥厚性瘢痕・ケロイド,尋常性白斑,シャンバーグ病,悪性リンパ腫(菌状息肉症の紅斑・扁平浸潤期等)」



個人的に患者に説明する機会が多いのは、「ケロイド」、
「アトピー性皮膚炎」、「尋常性白斑」等です。

※補足
ケロイドは、線維芽細胞や血管に炎症を起こした細胞が散らばっている状態。

参考資料
マルホ株式会社勉強会

Blank IH, et al., The epidermal barrier. In: Rook A, Champion RH, eds.Progress in the biological sciences in relation to dermatology, Vol. 2,Cambridge: Cambridge University Press, 245-61, 1964

Potts RO, et al., J. Soc. Cosmet. Chem., 37, 9-33, 1986

Kligman AM, Drug Dev. Ind. Pharm., 9, 521-60, 1983

ドレニゾン®テープ、添付文書、インタビューフォーム