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虫歯(う蝕)と糖の関係

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虫歯(う蝕)と糖の関係

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①虫歯(う蝕)とは?

虫歯(う蝕:うしょく)は非伝染性の疾患である。
WHOの報告では、
「遊離糖の摂取量を総エネルギー摂取量の10%未満に、理想的には5%未満-に制限することで、生涯を通して虫歯のリスクが最小限になるとしている」
※小さじ6杯程度(約25g)と言われたりする。

虫歯の原因菌

虫歯(う蝕)の原因は、細菌であり、
虫歯の原因となる代表的なものは、
ストレプトコッカス・ミュータンス(Streptococcus mutans)
テレビCMなどでは「ミュータンス菌」とか「虫歯菌」とか呼ばれている。
連鎖球菌でグラム陽性菌に分類される。

他にも
ストレプトコッカスソブリナス(Streptococcus sobrinus)
ラクトバチルス(Lactobacillus)
など

なぜ虫歯になるの?

虫歯菌による酸産生、不溶性グルカンの合成などが関係している。
原因となる糖を原料に粘性のあるグルカンを作り出す。
これが歯の表面に付くとプラークを形成する。(歯垢)

虫歯菌が乳酸を産生することにより
口腔内のpHを下げる。
4ぐらいに下げるとも言われており、
歯(ハイドロキシアパタイト)は、pH5.5より低くなると溶け出すことが分かっている。

※唾液の減少
唾液が少ないと、口腔内の糖分が濃縮されるので注意
虫歯になりやすくなってします

②虫歯(う蝕)と糖

遊離糖が虫歯に関係しているのはよいが・・・遊離糖?

遊離糖とは?

WHOの定義
「蜂蜜やシロップ、果物ジュースに天然に存在する糖類および製造元や消費者が食品に添加する糖類」

※WHOガイドラインでは、生鮮果実・野菜及び乳中に存在する糖は対象外となっている

分かりやすく言うと、「単糖」と「二糖類」を指す。

虫歯になりやすい糖

先ほどのWHOのガイドラインでもあった

・砂糖(スクロース、ショ糖)
・果糖(フルクトース)
・異性化糖
・ブドウ糖
・麦芽糖

虫歯になりにくい糖

要は、単糖とか二糖類でないもの
虫歯菌により利用されないため、虫歯になりにくい

・人工甘味料(アスパルテーム、サッカリン、ステビア)
・パラチノース(はちみつやサトウキビに入っているオリゴ糖)
・オリゴ糖
・糖アルコール(キシリトール、マルチトール、エリスリトール、ソルビトール)

補足;赤ちゃんに虫歯菌はいない?

赤ちゃん(乳児)の頃は、虫歯菌は口の中に存在しない。
乳歯が生えてきて・・・離乳食が始まると、
両親などが使用したスプーンや箸を介して感染する。
※成人してからの虫歯や歯周病のなりやすさに関係していると言われている。
※赤ちゃん専用の食器類を用意することがポイント

【対策】
スプーン、フォークなどを共有しない
熱いものを冷ますのに息を吹きかけない(フーフーってやつ)
など
キスなどもダメである。

参考資料
WHO opens public consultation on draft sugars guideline http://www.who.int/mediacentre/news/notes/2014/consultation-sugar-guideline/en/

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