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デノタス®チュアブルの特徴とチュアブル錠のメリット・注意点

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デノタス®チュアブルの特徴とチュアブル錠のメリット・注意点

武田薬品から発売されている一般用医薬品(第2類医薬品)である新カルシチュウd3を医薬品したものである。
個人的には、デノタス®チュアブルは第一三共から販売されているので不思議である。

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①デノタス®チュアブルの特徴

組成

1錠中の各成分の量
沈降炭酸カルシウム762.5mg(カルシウムとして305mg)
コレカルシフェロール0.005mg(200IU)
炭酸マグネシウム59.2mg(マグネシウムとして15mg)

効能・効果

「RANKL阻害剤(デノスマブ(遺伝子組換え)等)投与に伴う低カルシウム血症の治療及び予防」

※ランマーク®、プラリア®を投与中の患者に使用する

目的

RANKL阻害剤使用中に低カルシウム血症のリスクが指摘されていることから
防止する目的として、カルシウムの補充が必要である。
また、高カルシウム血症をなるべく避けるための
天然のビタミンD製剤がなかったためデノタス®チュアブルが発売された。

※天然のビタミンDは肝臓と腎臓で活性化される
※服用中はカルシウム濃度の測定が必要である。

添付文書より引用
「本剤投与中は、血清カルシウムを測定すること。血清補正カルシウムが高値になった場合や、高カルシウム血症に関連する症状(倦怠感、いらいら感、嘔気、口渇等)の発現が認められた場合は、適切な処置を行うこと」

※腎機能低下者は別の製剤を考慮する場合もある。

添付文書より引用
「腎機能障害患者では、ビタミンD3の活性化が障害されているため、本剤の必要性を慎重に判断すること。腎機能害の程度に応じ、本剤の投与を中止し活性型ビタミンD3及びカルシウム等の他の薬剤に切り替えるなど、適切な処置を行うこと」

②チュアブル錠のメリット・注意点

OD錠は、口の中で唾液などで自然に溶けるのに対し、
チュアブル錠は、自然には溶けにくい。
そのため、メリットと注意点を理解しておく必要がある。

メリット

子供用のチュアブル錠などは、子供にも飲みやすいようになっている。
飲み込みが苦手な子でも噛んで飲むことが出来るので便利である。
また、水分摂取を制限している病気の人などはチュアブル錠の製剤を使うことで水分摂取を抑えることができる。
例えば、高リン血症を改善するためのホスレノール®チュアブル錠などが当てはまる。

注意点

チュアブル錠は、基本的には体の中で溶けにくい製剤と理解してほしい。
そのまま噛まずに服用してしまうと、
体内で錠剤が溶けにくく、なかなか吸収されない可能性がある。
また、消化が上手く出来ない場合、胃腸障害の危険もあるので注意が必要である。
必ず、チュアブル錠を渡す際は、服用方法を説明すること

※デノタス®チュアブル錠の用法・用量の注意点の項
添付文書にも記載されているので確認しておくと良い
「本剤は、かみ砕くか、口中で溶かして服用すること」

おまけ:粉砕の可否・簡易懸濁法の可否

粉砕の可否

【粉砕可】
服用時の粉砕は可能、ただし、吸湿及び光により品質低下が認められている。
そのため、粉砕品の保管は不可能である。
(粉砕品の分包は避ける)

簡易懸濁法の可否

【簡易懸濁法可】
破壊した後の簡易懸濁は可能。
8Frのチューブを通過可能

参考資料
デノタス®チュアブル、添付文書、インタビューフォーム
メーカー問い合わせ