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皮膚科

ドボベットフォーム と特徴について

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ドボベットフォーム と特徴について簡単に整理する。2021年6月に発売となっている。
成分としては、カルシポトリオール水和物とベタメタゾンジプロピオン酸エステルの2つが配合されている。
今までは、軟膏剤とゲルが発売されていた。

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ドボベットフォーム と特徴

フォーム剤の説明の前に少しドボベットの特徴に触れる。

ドボベットの特徴

ドボベット自体の理解も大切である

効能・効果

尋常性乾癬

用法・用量

「通常、1 日 1 回、患部に適量塗布する。」

※ちなみに1日1回塗るのも1日2回塗るのも効果は同等というデータがあるので1回で問題ない
※アドヒアランス向上のためにも1日1回の方が良い
※夜に塗る指示が出ることが多いが、塗布直後のシャワーやお風呂は避けること。

使用期間

「本剤の4週間を超えて投与した際の有効性及び安全性は確立していない。本剤による治療にあたっては経過を
十分に観察することとし、漫然と使用を継続しないこと」

※添付文書に上記のような記載はあるが、使う疾患的に長期的な治療が必要な場合がある。
尋常性乾癬は寛解と再燃を繰り返す疾患であるため、4週間を超えて使われるケースはある。再開したりするのだ。
そのため、疑義照会などを通じて医師と連携出来たらよいのではないだろうか。

※メーカーに問い合わせると52週間までの安全性や有効性は示されているとのこと

その他の特徴

・顔へ使うことは避けること
※ステロイドがベリーストロング

・特殊な技術で2つの配合しているため、他剤との配合は不可である。バランスが崩れる
非含水性基剤に下記の2つの特徴を持つものを合わせている
※「カルシポトリオール」はアルカリ条件下で安定性を保つ
※「ベタメゾンジプロピオン酸エステル」は酸性下で安定性を保つ

・ゲルは頭皮に使いやすい
・1週間に90gを超える使用は行わないこと

ドボベットフォームの特徴

伸びがよく、他の剤形より比較的速く塗ることが出来る。また、軟膏よりも成分がしっかり溶解されているため効果的。
利便性が上がり、アドヒアランス向上につながることが期待されている
外用エアゾール剤なので振ってから使うこと。
2秒間の噴出量は約0.5g→手のひら2枚分

※ひんやり感が気になる人は、一度手に取って使うと良い

【使う際の注意】

・振ってから使用
・直接噴霧するか、一度手に取ってから患部に塗布
・皮膚等から 3cm 以上(6㎝以上を目安に!こぶし1個分)離したところから噴射すること。
⇒フォームが飛び散るという人がいるが、離れていないと飛び散る。もしくは、フォームが固まってスルっと落ちてしまう
・横向きは使えない。逆さは大丈夫
・5日で1本(60g)を越えて使うことは出来ない
・塗った直ぐ、服や靴下の着用OK

参考資料
ドボベットフォーム、添付文書、インタビューフォーム
ドボベット軟膏、添付文書
ドボベットゲル、添付文書