リルゾール錠(リルテック®)の食前服用の理由について~特徴と副作用もざっくりと~
リルゾール錠(リルテック®)の飲み方について解説する。リルテック®は食前でないとダメか?という質問を受けたがどうもボリュームがなかったので副作用についてダラダラと載せてしまった。 リルゾール錠(リルテ ...
ミコフェノール酸モフェチル(セルセプト®)の特徴と注意点(副作用・催奇形性)~女性は特に注意!~
2021/3/10 ミコフェノール, ミコフェノール 催奇形性, ミコフェノール 特徴, ミコフェノール酸モフェチル, 催奇形性, 免疫抑制
2019年8月に中外製薬から適正使用情報「催奇形性に関する情報および適正使用のお願い」が出されている。 ①効果・作用機序 血中エステラーゼにより速やかに分解され、活性体であるミコフェノール酸に変わる↓ ...
エスシタロプラム(レクサプロ®)の特徴(アロステリック効果など)~他のSSRIより選択性が高い理由を含めざっくりと~
おまけ:アロステリック部位・効果について ①作用機序 セロトニン再取り込み阻害作用(SSRI) 選択性が他のSSRIよりも高い↓セロトニントランスポーターの主要部分のみならず、 アロステリック部位にも ...
釣藤散と認知症について~釣藤鈎も含めて~
おまけ:釣藤鈎(チョウトウコウ)について ①釣藤散とは? 構成生薬 釣藤鈎(チョウトウコウ)、陳皮(チンピ)、半夏(ハンゲ)、麦門冬(バクモンドウ)、 茯苓(ブクリョウ)、人参(ニンジン)、防風(ボウ ...
ワーファリンと至適範囲内にある期間 (time in therapeutic range;TTR)について~PT‐INRとは?~
①TTR(Time in Therapeutic Range)とは? PT-INRが至適範囲に入っている時間「維持された日数が全体の何%か」を表す指標低くなるにつれて、脳卒中発症率が上がることが分かっ ...
慢性腎不全と二次性(続発性)副甲状腺機能亢進症について
①二次性(続発性)副甲状腺機能亢進症とは? 副甲状腺そのものではなく、「くる病」や「ビタミンD欠乏症」、「慢性腎不全」などが原因で副甲状腺ホルモンが過剰に分泌され、血液中のカルシウム濃度が必要以上に高 ...
スタチン系(アトルバスタチン、シンバスタチン)と高血糖について~気になったのでざっくりとまとめる~
①高血糖を引き起こす機序(まだ分かっていない面が多い) アトルバスタチン 脂肪細胞の糖輸送担体(GLUT4)の発現を抑制 ↓ 糖の取り込み減少する↓高血糖を引き起こす シンバスタチン すい臓細胞のL型 ...
前立腺肥大症とアルコールについて~食生活(食事・食べ物)もざっくりと~
2021/3/9 アルコール, 前立腺肥大症, 前立腺肥大症 アルコール, 前立腺肥大症診療ガイドライン, 食生活
①アルコールの前立腺への影響 アルコールは前立腺をうっ血させて尿を出にくくさせる。前立腺肥大症があると・・・「全然でない」「苦しい急激な尿閉」が起こることがある。 アルコールは排尿筋収縮力を直接低下さ ...
DHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)の違いや特徴について~エパデール®、ロトリガ®など~
2021/3/9 DHA, EPA, EPA/AA比, エイコサペンタエン酸, エパデール, ドコサヘキサエン酸, ロトリガ, 動脈硬化性疾患予防ガイドライン, 循環器疾患における抗凝固・抗血小板療法 に関するガイドライン, 心筋梗塞二次予防に関するガイドライン, 脳卒中治療ガイドライン
DHAとEPAはどちらもn-3系の不飽和脂肪酸である。n-3系の不飽和脂肪酸→魚油に多く含まれる。n-6系の不飽和脂肪酸→動物(陸)の脂肪に多く含まれる。EPAとDHAを人は体内で合成できずn-6系か ...
活性型ビタミンD3 製剤について~夏場(脱水・高カルシウム血症・サプリ)は特にご注意を~
2021/5/3 アルファカルシドール, エディロール, エルデカルシトール, カルシトリオール, サプリメント, ビタミン剤, 活性型ビタミンD3製剤, 脱水, 骨粗鬆症の予防と治療ガイドライン, 高カルシウム血症
活性型ビタミンD3 製剤について簡単に整理する。夏場(脱水・高カルシウム血症・サプリ)は特に注意が必要である。水分をしっかり摂ることが大切である。おまけ:ガイドライン上のグレードについて 関連記事アル ...