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スクラルファート内用液10%について~食前服用の方が良い理由やおススメの後発品~

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スクラルファート内用液10%について~食前服用の方が良い理由やおススメの後発品~

元々アルサルミン®内用液として発売されていた。
現在は製造承認が2019年9月より富士化学工業株式会社に移管されており、
販売が、2019年10月より日医工株式会社へ移管された。
内用液という特性上、嚥下困難な人(高齢者など)や小児に使いやすい。

スクラルファート(アルサルミン®)の特徴はこちらを参照

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①食前服用の理由

用法用量

「通常、成⼈1回10mLを1⽇3回経⼝投与する。なお、年齢、症状により適宜増減する。」

※添付文書上「食前」「食後」どちらでもよいことになっている。

薬理作用上「食前」服用の方がよいので覚えておくとよい

薬理作用

潰瘍底における基質タンパクと結合する

保護層の形成する

食後に服用してしまうと・・・

胃内に食物タンパクが存在するため
スクラルファートが希釈され、薬効が低下する。

食前及び就寝前の 胃内空腹時の服用が望ましい

※上記のことがインタビューフォームにも記載されている。

臨床データ

食前・食後の比較(DBT)
治癒率の比較について

・食前+就寝前服用の場合:
2 週間後→33.3%
4 週間後→91.7%

・食後+就寝前服用の場合:
2 週間後→35.2%
4 週間後→75.2%

※短期間では変わらないが、使用が長くなると明確に効果に差が出てくることがデータからも分かる。
なるべく食前に服用する大切さを説明する必要がある。

②おススメの後発品

日医工からは先発品も後発品も販売されているので紛らわしいのだが、個人的には「味」と「見やすさ」から後発品の方をおススメしたい。
「見やすいさ」というのは服用の際に混ぜる必要がある為である。

アルサルミン®内用液の
インタビューフォームにも指導項目として記載されている。

「服用前にしっかり振り混ぜるように指導する必要がある」

内用液の包装上、先発品は透明でないため混ざっているか分からない・・・
下記に違いをざっくりと書く(味は私見)

アルサルミン®内用液(先発品)

・味
人工甘味料的な甘さ(サッカリンナトリウム)
最初に甘さを感じるが、その後苦味というか独特な味がする。
ピリピリ痺れるような感じが残る

・容器の見た目
包装が透明でないため、
外からは混ざっているか分からない
判断しにくい・・・

スクラルファート®内用液「日医工」

・味
アルサルミン®内用液のような2段階の味の変化はない少ない
ピリピリ感、しびれはある。
個人的には、こちらの方が飲みやすい

・容器の見た目
透明な容器に入っているの
振って混ぜるときに混ざっているか確認できる。
これだけでも、こっちの方が良い!
どれくらい混ぜればよいか患者は分からないので・・・

参考資料
アルサルミン®内用液、添付文書、インタビューフォーム
スクラルファート®内用液「日医工」、添付文書、インタビューフォーム

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コメント

  • […] スクラルファートは、単独投与でH2受容体拮抗薬と同等の歌謡治癒効果が認められている。「防御因子増強薬」の「粘膜抵抗性強化薬」に位置付けられている。胃酸を中和する作用と胃粘膜を胃酸から守る作用があるスクラルファート(アルサルミン®)の服用は、「食前」がおススメの理由はこちら […]

    by スクラルファート(アルサルミン®)の特徴と注意点について | いなかの薬剤師 2020年4月25日 6:38 午後

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