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目薬の遮光 について考える~点眼薬の基本をもう一度~

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目薬の遮光 保存について軽く考えているところがある。
ただ、実はとても大切で意外?と残存率に影響があったりする。
錠剤であっても遮光保存が厳密なものも存在するように
点眼も注意が必要で、かつ、どれくらい影響があるか知っておくのは重要だと思う。今回その件について簡単にデータを示しながら整理する。

関連記事
目薬の1滴 の大切さと量~点眼方法(1滴の出し方・差し方)も動画にて解説~

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①目薬の遮光

遮光袋やラベルは透明のものも多い。
透明だからと言って軽くみてはいけない。
並々ならぬ技術者の努力が詰まっている。
より自然に、より綺麗に作られているのだ。

一体どんな成分が入っているのか?

遮光する物質

遮光袋に練りこまれているのは、紫外線吸収剤ではなく、
紫外線を反射する紫外線散乱剤である。
(吸収するわけではない)

成分としては、「酸化チタン」、「酸化亜鉛」などが使われる。

※新人の頃
患者から(何か工業系の仕事をやっていた高齢者)
この遮光袋はチタンが入っているんだろ?と言われて
分からなかったことがある。何者だったのだろうか・・・

※日本薬局方上、ボトル自体は遮光にすることが出来ない現状があり、
ラベルや袋に工夫がされている。
海外では、ボトル自体が遮光だったりする。うらやましい・・・

②目薬の遮光保存

光によって分解されたり、不安定な成分は注意が必要である。
添付文書の貯法の項に遮光保存と記載されている点眼薬は、多数存在する。

例えば、レボフロキサシン(クラビット®)、オフロキサシン(タリビッド®)、プラノプロフェン(二フラン®)、ラタノプロスト(キサラタン®)等

③遮光の効果を示すデータの例

クラビット®の光安定試験について

レボフロキサシン点眼液、
開始時→30万→60万→120万の場合 ※光量(lx・hr)
薬剤残存率(%)を下記に示す。

・ラベル有・露光の場合
101%→96%→92%→88%

・ラベル無・遮光袋入の場合
101%→99%→101%→101%

※遮光保存がなければ、光が強くなれば強くなるほど減ってしまう・・・

プラノプロフェン点眼「JG」の苛酷試験

定量試験(%)
室内散乱光下保存(1日あたり約1万lx・hr)

・直接容器の場合
開始時→14日後→30日後
100%→98%→78%

・遮光袋挿入の場合
開始時→14日後→30日後
100%→99%→99%

※遮光袋に入れなければ1か月で2割ほど量が減ってしまう。

光によって分解されて、効果が落ちる可能性がある。
これを見ると遮光袋の大切さを少し感じてもらえるだろうか
服薬指導のときにしっかり伝える必要があるし、薬局内での保存も遮光袋に入れておくことを心がけよう。

参考資料
クラビット®点眼液0.5%、1.5%、添付文書、インタビューフォーム
タリビッド®点眼液0.3%、添付文書、インタビューフォーム
プラノプロフェン点眼液0.1%「JG」、添付文書、インタビューフォーム

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