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オラドールトローチ とは?~オラドールSトローチとの違いも少し~

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オラドールトローチとは?オラドールSトローチの違い

オラドールトローチ とオラドールSトローチは、
大した違いはないが一応簡単に整理する。一般名は「ドミフェン」という名前である。
タイトルは、ドミフェンにすると全然馴染みがない感じになってしまうので
あえてオラドールトローチとした。

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①オラドールトローチ とは?

SPトローチがあまりに有名であるが、その他のトローチについても知っておくと良い

作用機序

効果は全く同じで、分類上「口内殺菌剤」となっている。
作用機序としては、
四級アンモニウム塩の陽イオン界面活性剤であり、脂肪を可溶化し蛋白を変性する性質をもつ。
その結果、細菌の細胞壁外膜や細胞質膜を急激に破壊することにより殺菌作用を示す。

効能・効果

「咽頭炎、扁桃炎、口内炎、抜歯創を含む口腔創傷の感染予防」

添付文書に載っている有効率は意外と高い
・咽頭炎:63.2%
・扁桃炎:86.0%
・口内炎85.6%
・抜歯創を含む口腔創傷の感染予防:98.1%

※グラム陽性菌、グラム陰性菌、真菌、ウイルスにも強い殺菌作用を示す。
真菌やウイルスにも効く

用法・用量

「ドミフェン臭化物として、通常1回0.5mgを1日3~6回投与し、口中で徐々に溶解させる。なお、症状により適宜増減する。」

だいたい1日6個くらいまでだと覚えておくと良い。
質問で「1日何個までいいの?」と聞かれたりする。

オラドールトローチ の服用時の注意

「乳幼児は誤って飲み込むおそれがあるので使用しないこと。」
「本剤は口腔内で唾液により徐々に溶かしながら用いるもので、噛み砕いたり飲み込んだりせずにできるだけ長く口中に含んで有効成分が口腔内に長時間保たれるようにすること。」

※トローチ剤自体が乳幼児には不向きなので注意すること

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②オラドールトローチ とオラドールSトローチの違い

基本的に、「色」と「味」が違う

オラドールトローチ とオラドールSトローチの組成

【オラドールトローチ】
「白糖(1錠中約1g)、 カラヤゴム末、トラガント末、ステアリン酸マグネシウム、ハッカ油、ユーカリ油、ウイキョウ油」

【オラドールSトローチ】
「白糖(1錠中約1g)、 カラヤゴム末、トラガント末、ステアリン酸マグネシウム、クエン酸水和物、香料、エタノール、プロピレングリコール、赤色106号」

オラドールトローチ とオラドールSトローチの違い

オラドールトローチは、ハッカ味(ハッカ様の芳香)であり、白色である。
オラドールSトローチは、ストロベリー味(ストロベリー様の芳香)でピンク色である。
違いは、それだけ・・・
原薬が少し苦いので工夫されていると思われる。
ただ、2種類開発する必要があったのかは謎である。

参考資料
オラドールトローチ、インタビューフォーム、添付文書

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