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便秘・下痢(緩下薬・止瀉薬)

ラグノスNF経口ゼリー (ラクツロース)の特徴について

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ラグノスNF経口ゼリー (ラクツロース)の特徴について簡単にまとめる。
溶かす手間がなかったり、包装が小さかったり便利な部分がいくつかあるので紹介したい。

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ラグノスNF経口ゼリー の特徴

▶溶かす手間がなく持ち運びしやすい!
▶慢性便秘症の適応がある
▶小児への適応はない

効能・効果

「○慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)
○高アンモニア血症に伴う下記症候の改善
精神神経障害、手指振戦、脳波異常
○産婦人科術後の排ガス・排便の促進」

用法用量

【慢性便秘症(器質的疾患による便秘を除く)】
「通常、成人には本剤24g(本剤2包)を1日2回経口投与する。症状により適宜増減するが、1日最高用量は72g(本剤6包)までとする。」

【高アンモニア血症に伴う下記症候の改善】
「通常、成人には本剤12~24g(本剤1~2包)を1日3回(1日量として本剤3~6包)経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。」

【産婦人科術後の排ガス・排便の促進】
「通常、成人には本剤12~36g(本剤1~3包)を1日2回(1日量として本剤3~6包)経口投与する。年齢、症状により適宜増減する。」

※慢性便秘症の場合は、1日2回が基本的な用法であることをおさえておく

薬理作用・作用機序

ラグノスの成分ラクツロースは、ガラクトースとフラクトースからなる人工糖分で体には吸収されない。
ラクツロースは、小腸で分解・吸収されることなく大腸に達して効果を発揮する。
ラクツロース未変化体の浸透圧作用により腸の中への水の移動を促進する。また、ラクツロース未変化体は、腸内細菌によって分解され、乳酸などの「有機酸」を産生する。「有機酸」により浸透圧を高めるとともに、腸管の蠕動運動を促進し、浸透圧性下剤としての作用を示す。
さらに、産生された「有機酸」により腸内のpHが低下し、ビフィズス菌、乳酸菌の増加及び腸内環境の改善し、アンモニア産生菌の発育を抑制する。結果として、アンモニアの吸収をブロックすることにより、血中アンモニア濃度の低下作用を示す。

※腸内環境を整える作用もあるため、連日飲んだ方が効果を期待できる

モビコールとの違い

・何かに溶かす手間がない
・小児の適応がない。モビコールは小児に適応あり
・包装が小さいので持ち運びやすい

その他の特徴

・甘みがあるが、一応何に溶かしても大丈夫。ゼリー状で飲みにくい場合は何かと混ぜて飲める
・慢性便秘症の第一選択薬には保険上出来ない。
・包装を開けたもので残った場合、破棄する

参考資料
ラグノス経口ゼリー、添付文書、インタビューフォーム