人参養栄湯について~貧血に対する効果~
まず貧血に使われる漢方薬としては、「十全大補湯」、「帰脾湯」、「当帰芍薬散」、「人参栄養湯」などがある。多くの場合、鉄欠乏性貧血に対して 鉄剤と併用して用いられる。今回は「人参養栄湯」について紹介する ...
NSAIDsとステロイドの浮腫 について~腎臓に作用する場合を考える~
NSAIDsとステロイドの浮腫 について整理する。腎臓に作用する場合を考える。非常にまとまりがない内容になってしまったが、色々な豆知識を載せたので読んでいただけると嬉しい。 おまけ①:NSAIDsによ ...
グレープフルーツと薬~フラノクマリン類を含むもの・含まないもの~影響時間は?
血圧の薬(カルシウム拮抗薬)をもらう際に、グレープフルーツジュースは注意とか言われたことがある人もいると思う。個人的にはあまり強く言ったことはないが質問としてはよく受けるので「グレープフルーツ以外は良 ...
ドカルパミン(タナドーパ®顆粒)について~特徴と期間~
先日初めて処方せんが来たので特徴をまとめておく まだ分からないことも個人的に多く。今後追記予定 ①特徴と添付文書について 特徴 ドパミンのカテコール基とアミノ基を化学修飾することにより、血漿中の遊離型 ...
薬剤性血管浮腫について~蕁麻疹との違い~ARBとACEIの例
2021/3/5 ACE, ARB, ブラジキニン, 初期症状, 蕁麻疹 初期症状, 薬剤性血管浮腫, 薬剤性血管浮腫 初期症状, 薬剤性血管浮腫 蕁麻疹 違い, 重篤副作用疾患別対応マニュアル
ざっくりとしたイメージをまとめる ①症状 ざっくりとした理解 急に「唇」、「まぶた」、「顔」、「首」が腫れる「喉のつまり」、「息苦しい」、「話しづらい」など →この中では「息苦しい」は特に危険サイン ...
カルシウムチャネル拮抗薬(Caチャネル阻害薬)と血管性浮腫(むくみ)について~ざっくりと~
2021/3/5 Caチャネル阻害薬, カルシウム拮抗薬, カルシウム拮抗薬 浮腫, ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬, 浮腫, 血管性浮腫
意外と頻度も多いので理解しておくと良い ①作用機序について ジヒドロピリジン系カルシウム拮抗薬は14%の頻度で浮腫が生じる(高齢者) 静脈拡張作用が動脈拡張作用に比べて少ないため細動脈は拡張するのに細 ...
エロビキシバット (グーフィス®錠)の特徴について~ざっくりと「食前服用」の理由も含めて~
2021/6/24 エロビキシバット, エロビキシバット 作用機序, エロビキシバット 食前, グーフィス, 特徴, 胆汁酸, 食前
エロビキシバット (グーフィス®)の理解のためにいつ胆汁酸が分泌されるかを分かっておく必要がある ①胆汁酸について 胆汁酸は、脂肪吸収に必要な物質であり、肝臓でコレステロールから合成される。↓胆汁の主 ...
アピキサバン(エリキュース®)と腎機能について~病態毎の設定の違い~非弁膜症性心房細動とは?
2021/3/5 アピキサバン, エリキュース, リウマチ性僧帽弁膜症, 静脈血栓塞栓症, 非弁膜症性心房細動, 非弁膜症性心房細動 定義
「適応症と腎機能制限の関係」 病態と使用経験がポイント。 薬局においては、どの疾患に対して薬が処方されているか把握することが難しいことも多い。ただ、病名によって用法や減量基準が違う場合は、薬局でも&n ...
女性ホルモンと血栓について~ラロキシフェン(エビスタ®)についてもざっくりと~
2021/3/5 エビスタ, ラロキシフェン, ラロキシフェン 凝固, ラロキシフェン 血栓, ロングフライト血栓症, 女性ホルモン, 旅行者血栓症, 静脈血栓塞栓症
①血栓ができる機序について 女性ホルモンと血栓の関係 女性ホルモン製剤↓肝臓内に取り込まれ、肝臓組織を刺激する↓凝固系を活性化する(※用量依存的)↓「静脈血栓塞栓症(VTE)」のリスクとなる。 ※閉経 ...
緑内障とラタノプロスト(キサラタン®)~眼圧目標や薬理作用もざっくりと~
2021/3/5 キサラタン, ラタノプロスト 作用機序, ラタノプロスト 副作用, ラタノプロスト 薬理作用, 点眼間隔, 緑内障
①緑内障の小ネタ おそろしいデータがある。「緑内障」と診断された人で半年後も治療を継続している人は「4割程度」らしい(メーカー曰く)びっくり仰天・・・みんな目の病気が怖くないのだろうか・・・ 40歳で ...