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SGLT2阻害剤と腎機能について~腎保護作用と急性腎障害~

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SGLT2阻害剤の腎機能に関する報告を簡単にまとめる。
SGLT2: sodium/glucose cotransporter 2

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SGLT2阻害薬と腎機能~各薬剤の添付文書上の共通部分と違いについて~

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①SGLT2阻害剤と腎保護作用

腎保護作用

糖尿病性腎症第一期、第二期では腎保護作用(腎症の予防や進展抑制効果)が報告されている。
第三期になると糖尿病合併症の予防の目的から外れてくるので腎臓を守るためDPP-4阻害剤に変更したりする。

※もともとSGLT2阻害剤はGFR60(mL/分)未満では効果が乏しいと言われているので変更を検討する場合が多い

※腎保護作用について
蛋白尿の進展、クレアチニン値の増加、透析などへの移行などがSGLT2阻害剤の使用群で減少する報告が多くある

糖尿病性腎症の分類

尿アルブミン値(mg/gCr)あるいは、尿蛋白値(g/gCr)

eGFR( 60mL/分/1.73m2)
の2つの指標で分類する。

・第一期(腎症前期)
→正常アルブミン尿(30未満)、eGFR30以上

・第二期(早期腎症期)
→微量アルブミン尿(30~299)、eGFR30以上

・第三期(顕性腎症期)
→顕性アルブミン尿(300 以上)or持続性蛋白尿(0.5以上)、eGFR30以上

・第四期(腎不全期)→蛋白尿関連は問わない、eGFR30未満

・第五期(透析療法期)→透析療法中

②急性腎障害

SGLT2阻害薬に腎保護作用がある可能性があることは①で述べた。
しかし、注意すべき点がある。
投与開始1か月以内で急性腎障害が起こるリスクがある。
降圧剤、利尿剤、NSAIDsを併用しているケースなどは気を付けること。

参考資料
Neal B, et al (CANVAS):N Engl J Med,377 (7) : 644-657,2017.
Perkovic V et al :(CREDENCE Trial Investigators) : N Engl J Med, 380 (24) : 2295-2306,2019.
Wanner C, et al (EMp A-REG OUTCOME Investigators) : N Engl J Med,375 (4) : 323-334,2016.
糖尿病性腎症合同委員会2013.12
FDA : FDA Drug Safety communication : FDA strengthens kidney warnings for diabetes meicines canaglifrozin.2018.8.29

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コメント

  • […] SGLT2阻害薬は、腎機能が落ちてくると効果が見込めないという理由で投与の検討行う必要がある。腎保護作用や腎障害については別記事で詳しく述べている。今回はあくまでも添付文書上の記載にのみスポットを当てることにする。6成分、7製品が現在発売されている(2020年6月現在)イプラグリフロジン(スーグラ®)トホグリフロジン(アプルウェイ®、デベルザ®)ルセオグリフロジン(ルセフィ®)ダパグリフロジンプロピレングリコール(フォシーガ®)カナグリフロジン(カナグル®)エンパグリフロジン(ジャディアンス®) 関連記事SGLT2阻害剤と腎機能について~腎保護作用と急性腎障害~ […]

    by SGLT2阻害薬と腎機能~各薬剤の添付文書上の共通部分と違いについて~ | いなかの薬剤師 2021年3月10日 4:19 PM

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