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ダプロデュスタット(ダーブロック®)錠の増減について~ヘモグロビン濃度に注意~

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ダーブロック®錠内服中に4mgから2mgへ減量になった場合
薬局ではどんなことを確認すればよいのだろうか?
一応簡単にまとめる。
個人的に経験した事例なので不備等があればコメントください

関連記事はこちらを参照
ダプロデュスタット(ダーブロック®)の特徴・副作用について
ダプロデュスタット(ダーブロック®)と赤血球造血刺激因子製剤(ESA)との比較・違い

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ダプロデュスタット(ダーブロック®)錠の増減について

投与量調節

添付文書上の増減についての項目をまずは確認しておくと良い

【投与量調節】
「投与量調節が必要な場合には、下表を参考に1段階ずつ増量又は減量を行うこと。また、休薬した場合には、休薬前より少なくとも1段階低い用量で投与を再開すること。なお、用量調節を行った場合には、少なくとも4週間は同一用量を維持することとするが、ヘモグロビン濃度が急激に(4週以内に2.0g/dLを超える)上昇した場合には、速やかに減量又は休薬すること」

※段階というものをメーカーが設けている。
1段階から8段階まであるためちょっと覚えるのは大変である・・・

・1段階→1mg
・2段階→2mg
・3段階→4mg
・4段階→6mg
・5段階→8mg
・6段階→12mg
・7段階→18mg
・8段階→24mg

この段階に沿って用量調節していくことになる。
また、添付文書にあるようにヘモグロビン濃度に注目する必要がある。

どれくらいの頻度でHbを検査するのか?

【開始時】
「本剤投与開始後は、ヘモグロビン濃度が目標範囲で安定するまでは、2週に1回程度ヘモグロビン濃度を確認すること」

【投与中】
「本剤投与中は、ヘモグロビン濃度等を4週に1回程度確認し、必要以上の造血作用があらわれないように十分注意すること。赤血球造血刺激因子製剤の臨床試験においてヘモグロビンの目標値を高く設定した場合に、死亡、心血管系障害及び脳卒中の発現頻度が高くなったとの報告がある」

※開始直後は2週間に1回、ヘモグロビン濃度が安定すれば4週に1回のペースで検査する必要がある。
※Hbが上がりすぎると血管系のリスクが上がると書かれている

薬局での対応

ダーブロック®を服用していて減量や増量があった場合は、ヘモグロビン濃度に基づいていると思われる。
そのため、まずヘモグロビン濃度を確認する必要があり、ちゃんと1段階だけの変更になっているか。
その後、4週間は同一用量が続いているかチェックすること。
また、減量した場合は、ヘモグロビン濃度が急激に上がっていると思われるので副作用などが起こっていないかなども確認すべきだろう。

※ちなみに休薬は可能だが、タンパク結合率高いため透析にて除去は期待できない。

参考資料
ダーブロック®添付文書、インタビューフォーム

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