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プロカテロール (メプチン)の剤形と特徴について~短時間作用型β2刺激薬SABA~

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プロカテロール (メプチン)の特徴について簡単にまとめる。小児でも成人でも喘息発作の際はSABAが第一選択薬として使われるので知っておくとよい。

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プロカテロール (メプチン)の剤形と特徴

発作時に使用すると切れ味が良く、すごく効果を実感できるのでステロイド吸入ではなく、こちらに頼る人もいる。
それは本当に良くない。薬剤師として日々の吸入が大切なことを指導しつつ、緊急時の対応としてのSABAの正しい使い方を伝える必要がある。

剤形の種類

DPI、pMDI、ネブライザーすべてが揃っている医薬品である。
それぞれ名称を下記に示す

・DPI(ドライパウダー吸入製剤):メプチンスイングヘラー
・pMDI(加圧噴霧式定量吸入製剤):メプチンエアー
・ネブライザーを使用する吸入:メプチン吸入液ユニット

※メプチンミニ錠は、メプチンという名前が付いていますがSABAではなくLABAなので注意すること

効能・効果

「下記疾患の気道閉塞性障害に基づく諸症状の緩解
気管支喘息、慢性気管支炎、肺気腫」

※喘息にもCOPDにも使うことが出来る
※メプチンエアー、メプチンスイングヘラー、メプチンキッドエアーは、発作時にのみ使わないといけない

用法・用量

〈メプチンエアー10μg吸入100回・メプチンスイングヘラー10μg吸入100回〉

「プロカテロール塩酸塩水和物として、通常成人1回20μg(2吸入)、小児1回10μg(1吸入)を吸入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。」

「成人1回2吸入、小児1回1吸入の用法・用量を守り、1日4回(原則として成人8吸入、小児4吸入)までとすること。」

〈メプチンキッドエアー5μg吸入100回〉

「プロカテロール塩酸塩水和物として、通常成人1回20μg(4吸入)、小児1回10μg(2吸入)を吸入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。」

「成人1回4吸入、小児1回2吸入の用法・用量を守り、1日4回(原則として成人 16吸入、小児8吸入)までとすること」

〈メプチン吸入液0.01%、メプチン吸入液ユニット0.3mL・0.5mL〉

「プロカテロール塩酸塩水和物として、通常成人1回30~50μg(0.3~0.5mL)、小児1回10~30μg(0.1
~0.3mL)を深呼吸しながらネブライザーを用いて吸入する。なお、年齢、症状により適宜増減する。」

※キッドエアーは成人も使うことが出来る。通常のメプチンエアーの半分の量である

作用機序・薬理作用

気管支平滑筋のβ2受容体を選択的に刺激

気管支平滑筋の弛緩

気管支拡張

※抗アレルギー作用も示す

注意点・その他の特徴

・動悸、振戦に注意する。ひどい場合は、サルタノールに変更して良くなることもある。
・使いすぎは心臓に負担がかかるので量を守ることが大切
・エアーは、よく振ってから使うこと
・発作時に使うのは、メプチンエアーや吸入液ユニットの方が使いやすい。メプチンエアーはスペーサーを使ったりすると良い。家ではネブライザーがないケースが多い。そのため、吸入液ユニットの方は、高齢者施設や医療機関で活躍する。

参考資料
メプチン®添付文書、インタビューフォーム

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