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デスロラタジン(デザレックス®)の特徴について~ロラタジンとの違いも含めて~
ロラタジン(クラリチン®)の主要活性代謝物である。ヒスタミン受容体拮抗薬。簡単に言うと、ロラタジンを改良した薬剤。花粉症などの季節性の患者に使う場合は、少し前から開始すると良い。個人的に一番いいと思っ ...
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寒証と熱証とは?~寒熱の判断と邪について~
寒熱の判断は自覚症状の確認が基本だがイメージがしにくいのでちょっとしたコツを紹介する。寒証の人を冷やすと、体の機能が低下してしまう。熱証の人を温めると代謝があがって症状が悪化してしまう。そのため、寒熱 ...
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八味地黄丸とお酒について~酒服って何?~
2021/3/10 アルコール, 八味地黄丸, 八味地黄丸 アルコール, 漢方, 腎
八味地黄丸などを腎補剤いうが、詳しくはこちらを参照 八味地黄丸をお酒で飲むのか?という質問を受けたのでちょっと調べてみた。 ①八味地黄丸 構成生薬 「地黄」、「山茱萸」、「山薬」、「沢瀉」、「 茯苓」 ...
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ファンコーニ症候群について~後天性の話をメイン(検査項目や対策)~
バルプロ酸ナトリウムの添付文書を見ていたらファンコーニ症候群の記載が・・・何だこれ?ってことで簡単にまとめることにする。 おまけ:近位尿細管障害による代謝性アシドーシス? ①ファンコーニ症候群(Fan ...
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地黄について~乾地黄と熟地黄の違い~
普段医療用の漢方薬を使っていると区別はないが、乾地黄と熟地黄の違いを知っておくと良いので簡単に整理する ①地黄 特徴 地黄は『神農本草経』の上品に収載されている。ゴマノハグサ科ジオウの根茎滋潤、補血、 ...
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ヒドロキシカルバミド(ハイドレア®)の基本について~特徴と副作用~
2021/3/10 DNA, ハイドレア, ヒドロキシカルバミド, ヒドロキシカルバミド 副作用, ヒドロキシカルバミド 特徴, 副作用, 抗腫瘍薬, 白血球, 白血病, 血小板
DNA合成阻害作用がある抗悪性腫瘍薬について簡単に整理個人的に忘れるので整理するだけなので新しい知識はないかもしれません。薬局でのフォローとしては、検査値(白血球、肝機能、血小板)の確認、皮膚症状がな ...
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特発性肺線維症(Idiopathic Pulmonary Fibrosis)について
2021/3/10 びまん性肺疾患診断・治療ガイドライン, ガイドライン, 特発性肺線維症, 違い, 間質性肺炎
間質性肺炎と特発性肺線維症について~ざっくりと~ ①間質性肺炎と特発性肺線維症 「肺胞の壁に炎症や線維化が起こる病態」「治療が困難な進行性の慢性疾患」 ※肺胞の周りの部分を間質とよぶ間質の毛細血管でガ ...
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ピルフェニドンとニンテダニブの違いと特徴
ピルフェニドンとニンテダニブの違いと特徴 について簡単に整理する。ピルフェニドン(ピレスパ®)、ニンテダニブ(オフェブ®) 関連記事チロシンキナーゼ阻害薬の違い ピルフェニドンとニンテダニブの違いと特 ...
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利水作用がある生薬の違い~猪苓・茯苓・沢瀉・朮~
猪苓と茯苓の違い沢瀉の特徴朮である蒼朮、白朮の違いをざっくりと整理する。 猪苓(チョレイ)について ・サルノコシカケ科チョレイマツタケの菌核・薬性:【燥潤】燥【升降】中性【寒熱】平性・作用部位:脾、腎 ...
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ロケルマ 懸濁用散分包(ジルコニウムシクロケイ酸ナトリウム水和物)と他剤の違いについて
ロケルマ 懸濁用散分包について、前回は、作用機序などをメインに触れた。今回は、既存の高カリウム血症治療薬との違いを重点的に取り上げたいと思う。便秘が多い人や服用回数が多い人に使いやすい。ジルコニウムは ...