フルチカゾン・ビランテロール(レルベア®エリプタ)の特徴~吸入後のうがいが出来ない場合も解説~
おまけ:高齢者など・・・吸入後のうがいが出来ない場合どうすればいいですか? ① 最大の特徴 1日1回の吸入で、24時間効果が持続すること 使用されているステロイドが、アドエア®とは異なり、 フルチカゾ ...
薏苡仁湯(ヨクイニントウ)について~ヨクイニン錠とは違う~
漢方的な考えでは体の中に水がたまると痛みが生じる。薏苡仁湯は簡単に言うと、その水分を取り除き、冷えによって悪くなる痛みを改善する。「血」に関わる生薬も配合されていることから血のめぐりが悪い人にも良い。 ...
リバーロキサバン(イグザレルト®)と腎機能
病名によって腎機能による禁忌基準が違うので服薬指導のときは確認してほしい。病名が分からないと腎機能による評価が出来ないので重要なことである。他のDOACとのちょっとした違いとして「細粒」があるのがいい ...
とびひ ・伝染性膿痂疹について~原因菌や治療薬~
とびひ 、伝染性膿痂疹(でんせんせいのうかしん)について簡単に整理する。原因菌による分類と使用頻度が高い薬剤についてまとめる。日常生活で何に気を付ければいいかを最後に載せている。 関連記事フシジンレオ ...
プロクロルペラジン(ノバミン®)について~オピオイドの悪心・嘔吐に対して使用される~
オピオイドに対しての吐き気止めとしても用いられる。中枢性のドパミン受容体遮断薬のノバミン®について簡単にまとめる。 ①オピオイドの悪心・嘔吐 吐き気は、オピオイド導入のときに30~50%程度起こる。だ ...
セビメリン(エボザック)について~特徴・注意点・禁忌事項をざっくり整理~
セビメリン(エボザック)は、もともとアルツハイマー型認知症に対する薬として研究されていたが、唾液分泌の促進作用が発見されたため、口腔乾燥の薬として承認されている。アセチルコリン受容体の作動薬のこともあ ...
サリベートエアゾール について~使い方や注意点など~
サリベートエアゾール について~使い方や注意点など~人工唾液というなかなか衝撃的な位置づけの薬剤である。もし何かが原因で唾液の分泌が減ってしまったら普段の生活にも影響が起きてしまう。適応症は限られてし ...
D-dimer(D-ダイマー)とCOVID-19(新型コロナウイルス感染症)の話~日本血栓止血学会の発表など~
2021/3/10 COVID19, D-dimer, D-ダイマー, 新型コロナウイルス感染症, 血栓
血栓が出来た場合に上昇するD-ダイマーとコロナウイルスによる関連が報告されている。 私が以前、まとめたD-ダイマーの記事へのアクセス増加を受けて急遽まとめることにした。何か間違い等があればご指摘してい ...
漢方薬に含まれる「甘草」の注意点について
偽アルドステロン症に注意なことは有名であるが簡単にまとめる。いったい甘草何gくらいから注意なのか?服用開始してどれくらいが注意なのか? 「甘草」は、漢方薬の75%に含まれており、生姜、タイソウとともに ...
レバミピド懸濁点眼薬(ムコスタ®点眼液UD2%)について~ドライアイ~
補足:瞬目と眼圧 ドライアイの病態とその他の治療薬についてはこちらを参照 ①ドライアイのイメージ(別記事のおさらい) 2006年ドライアイ研究会により「ドライアイとは、様々な要因による涙液および角結膜 ...