SGLT2阻害薬と腎機能~各薬剤の添付文書上の共通部分と違いについて~
SGLT2阻害薬は、腎機能が落ちてくると効果が見込めないという理由で投与の検討行う必要がある。腎保護作用や腎障害については別記事で詳しく述べている。今回はあくまでも添付文書上の記載にのみスポットを当て ...
SGLT2阻害剤と腎機能について~腎保護作用と急性腎障害~
SGLT2阻害剤の腎機能に関する報告を簡単にまとめる。SGLT2: sodium/glucose cotransporter 2 関連記事糖輸送体GLUTとSGLTの違いはこちら SGLT2阻害薬と ...
腹膜透析の種類や注意点~血液透析との違いなど~
薬局薬剤師として関わり辛い部分もあるが、私も腹膜透析の患者と関わる機会が出てきそうなので少しまとめておこうと思う。ただ、詳しい内容は今回はあまりないかも・・・簡単な血液透析との違いも述べてみる。 ①腹 ...
ベリムマブ(ベンリスタ®)皮下注の特徴と薬局での対応
全身性エリテマトーデスは男女比が1:9であり、女性に多い。臓器障害を起こさないための治療が重要である病態からの障害か薬物治療の結果の障害なのか微妙な匙(さじ)加減があり難しい病態である ①特徴について ...
尿酸輸送のトランスポーターについて~再吸収と分泌に関わるもの~
尿酸は、プリン体の肝臓における生合成と食事からの摂取により産生される約 2/3 が腎臓から尿中に排泄され、約 1/3 が腸管から糞中に排泄される。 腎臓において、尿酸は糸球体で 100%ろ過され、近位 ...
ユリス 錠(ドチヌラド)の特徴について~追記予定~
ユリス 錠(ドチヌラド)の特徴についてまとめる。尿酸輸送のトランスポーターについてはこちらを参照 ①ユリス 錠の特徴 作用機序(選択性に優れる) 腎臓の近位尿細管において尿酸の再吸収に関与するトランス ...
慢性腎臓病(CKD)と代謝性アシドーシス~重曹・炭酸水素ナトリウム(NaHCO3)を用いる理由~
①慢性腎臓病(CKD)と代謝性アシドーシス アシドーシスとは体の中が酸性の状態を差している。血液が酸性に傾くと腎臓の機能低下が進行することが分かっている。さらに、自覚症状として「食欲不振」「倦怠感」「 ...
アコチアミド(アコファイド®)の特徴と食前の理由
特徴と食前の理由についてざっくりとまとめる。補足:機能性ディスペプシアについて ①特徴について ・機能性ディスペプシアに適応がある(珍しい)・器質的異常を除外する必要がある・1か月服用して効果がない場 ...
デスロラタジン(デザレックス®)の特徴について~ロラタジンとの違いも含めて~
ロラタジン(クラリチン®)の主要活性代謝物である。ヒスタミン受容体拮抗薬。簡単に言うと、ロラタジンを改良した薬剤。花粉症などの季節性の患者に使う場合は、少し前から開始すると良い。個人的に一番いいと思っ ...
寒証と熱証とは?~寒熱の判断と邪について~
寒熱の判断は自覚症状の確認が基本だがイメージがしにくいのでちょっとしたコツを紹介する。寒証の人を冷やすと、体の機能が低下してしまう。熱証の人を温めると代謝があがって症状が悪化してしまう。そのため、寒熱 ...